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Inno Setup知識データベース

Inno Setup知識データベースには付属文書やFAQに含まれていない追加の情報を納めています。
(訳注:以下に示す情報は,2004年4月6日時点のスナップショットです。最新の情報に関しては,こちらをご覧下さい。)

Visual Basic 5.0 & 6.0のアプリケーションをインストールする方法

記事作成: 2003-10-22 08:22 GMT by Jordan Russell
最終更新: 2004-04-02 02:00 GMT by Jordan Russell



VBのシステムDLLのインストール

Inno Setup 1.12.9及びそれ以降のバージョンでは,Visual Basic 5.0と6.0のアプリケーションが必要とするシステムファイルをインストールすることができます(restartreplace フラグと関連して,regserver フラグの働きに重大な変更がなされたので,Inno Setup 1.12.9ないしそれ以降のバージョンが必要です)。

これらのファイルのインストールは難しくありません。最初に,自分のシステムのバージョンにあったVisual Basicのシステムファイルをダウンロードして,伸張(解凍)します。

ファイル名ダウンロードサイト日付サイズ説明
vb5sp3sys.zip Site 1
Site 2
2001-06-221,065 KBVisual Basic 5.0 (Service Pack 3) システムファイル

md5sum: 996ec4146607a257785ed2adaf07286e
vb6sp6sys.zip Site 1
Site 2
2004-04-011,133 KBVisual Basic 6.0 (Service Pack 6) システムファイル

(ファイルのソース)

md5sum: 937de92d296aa7e5d8ab233bb71eb989

それから,次の行をスクリプトの[Files]セクションの先頭部分にコピー&ペーストします。

上記の"msvbvmXX.dll"という名前のファイルに関しては,使っているVisual Basicのバージョンが5.0なら"XX"を"50"に,6.0なら"60"に置き換えてください。また,違ったディレクトリに解凍した場合は,明らかに"c:\vbfiles"を変える必要があります。

バージョン3.0.5より前のInno Setupを使っているなら,アップグレードした方がよいでしょう。それが不可能なら,各行に CopyMode: alwaysskipifsameorolder を追加する必要があります(バージョン3.0.5及びそれ以降では,デフォルトの動作なので追加する必要はありません)。

"end VB system files"の行以降に,アプリケーションが使用するOCXを含めて,アプリケーションに付随する全てのファイルを記述します。

自分のWindowsのシステムディレクトリから取り出したVBのシステムファイルを取り入れてはいけません。これを無視すると,ユーザーのシステムにこのようなDLLのバージョン不整合を引き起こす可能性があります。


管理者権限が必要

Windows NT/2000/XPに restartreplace フラグがついたファイルをインストールするには,ユーザーは管理者権限を持っていなければなりません。デフォルトでは,Inno Setupのインストール配布物は管理者権限をチェックしません。スクリプトの[Setup]セクションの PrivilegesRequired 指令を指定することでチェックするようお勧めします。

[Setup]
...
PrivilegesRequired=admin
...

これを行わないと,ユーザーが管理者権限を持たない場合,インストール中に「アクセスが拒否されました」のエラーが表示されます。

PrivilegesRequired をサポートしていないバージョンのInno Setupをお使いなら,アップグレードした方がよいでしょう。それが不可能なら,代わりに AdminPrivilegesRequired=yes を使うこともできます。


OCXのインストール

[Files]セクションで次のようにすることで,OCXファイルをインストールできます:

Source: "ComCtl32.ocx"; DestDir: "{sys}"; Flags: restartreplace sharedfile regserver

注:上記の行は1行です。


P&Dウィザードで作成したSETUP.LSTを変換

次の情報は, Michael Reitz氏により提供されました。

  1. Setup.lstファイルを作成するために,P&Dウィザードを使用する。
  2. Setup.lstを調べて,次のことを行う。
    • [Bootstrap Files]セクションに対して,提案された上記の"VB システムファイル"のエントリを使用する。xxxSTKIT.DLL(つまり,VB6STKIT.DLL)は含めなくてもよい。.
      The VB6xx.DLL(つまり,VB6DE.DLL)はVisual Basic環境のための国際的なリソースを含んでいる。VBのエラーメッセージとVBの標準ダイアローグを母国語で表示したいなら,これをインストールに含めてもよい。
    • 次のルールを用いてVBの定数とフラグを変換しながら,[Setup1 Files]セクションの全ての行に対応する[Files]セクションのエントリを作成する。

      $(AppPath){app}定数
      $(WinSysPathSysFile){sys}定数
      $(WinSysPath){sys}定数constant
      $(DLLSelfRegister)regserverフラグ
      $(Shared)sharedfileフラグ
      $(TLBRegister)regtypelibフラグ
      $(MSDAOPath){dao}定数
      $(EXESelfRegister)"MyApp.exe /RegServer"に対しては,[Run]セクションを使用
      "MyApp.exe /UnregServer"に対しては,[UninstallRun]を使用

  3. どのファイルを再配布することが許されているかについては,開発ツールに付随するREDIST.TXTファイルを確認する。

この文書の改訂記録

2004-04-01:

  • Visual Basic 6.0 zipファイルをService Pack 6に更新。

2003-10-29:

  • Microsoft KB article 823746から取得したmsvbvm60.dllの新バージョンと共にVisual Basic 6.0 zipファイルを更新。

2003-09-03:

  • Inno Setup 3.0.5及びそれ以降のバージョンではデフォルトなので, CopyMode: alwaysskipifsameorolder を各行から削除。
  • 旧式の AdminPrivilegesRequired=yes 設定を PrivilegesRequired=admin に置き換える。

2001-10-10:

  • 他の一部のインストーラが共有ファイルカウントを不正確に使用しているため,全てのファイルに sharedfile フラグを追加。

2001-07-15:

2001-06-22:

  • NTに特有のバージョンであるため,ctl3d32.dllをファイルリストから削除。いずれにせよ,Windows 95以降のバージョンでは不要。

2001-05-19:

  • 様々な更新。

2001-03-07:

  • VB 6 SP5ファイルへのリンクを追加。

2001-02-13:

  • VB 6 SP4ファイルへのリンクを追加。

2000-03-25:

  • "AdminPrivilegesRequires=1"設定に関するセクションを追加。

2000-03-23:

  • VBのシステムファイルを持っていない場合に備えて,ダウンロード用のリンクを追加。

1999-12-19:

  • ちょっとした修正,DLLバージョン不整合に関するメモを追加。

1999-09-23:

  • StdOle2.tlb ファイルに restartreplace フラグを追加。皆さんも自分のインストール配布物でこのように変更することを強くお勧めします。自分のシステムでインストールが成功するには,restartreplace フラグが必要だったとある人が報告してくれました。 restartreplaceregtypelib の両方を使用するためには,Inno Setup 1.12.11ないしそれ以降のバージョンが必要です。

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